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社長・上司のスピーチ、いい内容・悪い内容【例文の解説付き】

今回はインテリア雑貨、家具販売の会社の社長スピーチの例文を元にして、用いるべき内容とそうでない内容をお伝えをしていきたいと思います。

まず、1段落目です。

私どもは、主にインテリア雑貨や家具を販売している会社でございまして、新郎の美郷くんには現在、お客様対応をはじめ、商品の発注から陳列まで数多くの業務をご担当いただいています。


ここは会社の紹介をしている箇所です。この文章では、主にインテリア雑貨や家具を販売している会社なんだ、ということを伝えています。自己紹介をすればいい箇所という意味では簡単なのですが、気を付けなければいけないことがあります。

多くの場合、丁寧に会社紹介をしてしまう場合が多いんです。丁寧に説明をしてはいけないということではないのですが、あくまで会社紹介というのは、新郎のお仕事の内容、新郎のお仕事ぶりを紹介するための前段に過ぎない、ということなんです。会社紹介自体が主役になってはいけないという箇所になります。

たとえば、どういったインテリア雑貨を取り扱っているとか、どういった家具を取り扱っているとか、資本金がいくらで、創業が何年で、年商がいくらで、従業員数が何名で、って何となく言いたくなってくるところではあると思うんですよ。特に、昇り調子の会社であれば。ですが、それらは、聞いてらっしゃるご臨席の皆様にすれば、全然興味のないことなんですね。

よくこういう話になると、「新郎がしっかりとした会社に勤めているんだ」ということを知らせるために、資本金とか、年商とか、従業員数とかをお伝えをしたほうがいいと思う方もなかにはいらっしゃいますが、それは誤りです。

明らかな大企業であれば皆さんご存知ですし、また、社長・上司などいわゆる主賓の立場でご祝辞を述べる前に、新郎の勤め先や仕事のことについて、司会者の方から紹介があるわけです。ですから、わざわざ非常に細かくお伝えする必要はないということです。

 
もう一つの理由としては、そもそも資本金とか、売り上げとか、従業員数とかを言わなきゃならないという時点で、それはその会社は一般的に認知がそんなに高くない会社なんですよね。ですから、言わなければ分かってもらえない状況ということは、逆の言い方をすれば、その会社が小さいことをご臨席の皆様に伝えるようなものという捉え方もできます。

そういったことも踏まえて、特に一つ目の理由の、ご臨席の皆様にとっては、会社がどういう規模であるのかには全然興味がなくて、その会社で新郎がどういうお仕事をしていて、どういう仕事ぶりなのかっていう、そこを知りたいんだということなんですね。

ですから、会社の紹介は、すごく簡潔にするべきです。正確性がある程度乏しくてもいいんですよ。ざっくりとしたところで、伝えるぐらいがちょうどいいんです。

ここの1段落目の文章のところでは、2段落目(下記参照)の「新郎の美郷くんには現在、お客様対応をはじめ、商品の発注から陳列まで数多くの業務をご担当いただいています。」という、ここで新郎のお仕事の話が出てきて、また次の段落から、どういうふうな仕事ぶりなのかという細かいところに入っていきます。中心に来るべきは会社の紹介ではなく、ここなんですね。

 
次は2段落目です。

美郷くんとは以前からの知り合いで、弊社に入社していただいたのは五年ほど前のことです。


ここでは、入社の経緯をここで話しているわけですが、この「以前からの知り合いで」という、ここの表現がポイントです。

実際、この例文の場合は、新郎が、この会社が入っているビルと同じ、そのビルに入っている別の会社さんでお仕事をしてらっしゃいました。一緒のビルに入っていますので、普段、接する機会があるわけですよね。初めは挨拶くらいだったのが、次第に仲良くなってというふうに。話をしているなかで、「彼はすごく好青年だな」、「仕事ができそうだな」、「いつも元気でハキハキしているな」こんな風なイメージを持っていたわけなんですね。

そういった経緯があって、彼に入社してもらいたいということで、要は引き抜きをしたわけです。引き抜きをしたということを、式当日、大っぴらにすることはなかなかできません。ですから、そこは細かく伝えずに、「以前からの知り合いなんだ」という伝え方をしているんです。

そして、その続き、

入社していただいたのは五年ほど前のことです。

この表現について、たぶん、これを見て、そんなに違和感を感じない方と、違和感を感じる方とで分かれるんじゃないかなあと思います。

違和感は、社員に対して、入社していただいた、という言い方が、へりくだりすぎなんじゃないだろうかと。もっと普通に、「入社してもらった」とか、「入社した」でいいんじゃないだろうかというところに感じるのだと思います。

結局、この辺は祝辞を発表される方のご性格にもよるのかなあと思います。社員さんへの対応の仕方が、普段からすごく丁寧な方であれば、「入社していただいたのは」という表現を使うことが自然に感じると思いますし、一方で、わりと、たとえば、男くさい職場っていうんでしょうか、男中心の職場だった場合、「入社していただいたのは」なんて言いますと、丁寧すぎるように感じると思います。

どちらが正解、どちらが間違いということではなく、表現としてはどちらも正しい表現です。ですから、ご自分でこっちのほうがいいだろうなあっていう表現のほうを使っていただいたらいいですね。

 
次は、3段落目です。

彼の熱心な仕事ぶりは長らく拝見していましたので、彼ならきっと大活躍してくれるだろうと強く思い、私どものもとに来ていただきました。結果は期待していたとおりで、仕事の覚えも早い美郷くんには安心して業務をお任せしています。お客様へのご対応もスムーズにこなしてくれていますので、これからさらに経験を積むなかで、上を目指していくことも可能だと思っております。


「彼の熱心な仕事ぶりは長らく拝見していましたので」。これは1段落前の「以前からの知り合いで」という文章と同じく、長らく拝見していたことを細かく伝えてしまいますと、引き抜いたことが分かってしまいますので、それはいけないということで、そこを配慮した表現になっています。

そして、文章がずうっと続いて、「彼ならきっと大活躍してくれるだろうと強く思い、私どものもとに来ていただきました。」と「結果は期待していたとおりで、仕事の覚えも早い美郷くんには安心して業務をお任せしています。」と「お客様へのご対応もスムーズにこなしてくれていますので、これからさらに経験を積むなかで、上を目指していくことも可能だと思っております」。これら3つの文章は、新郎の仕事ぶりに対して褒めている内容ですね。実際にこの例文では、本当に新郎がお仕事ができる方であって、本当に両手放しで仕事ぶりを褒めることができている、というのが特徴になっています。

 
次は、4段落目です。

美郷くんの結婚の話を聞いたときは、これまでのいろいろな出来事が思い出されて、なんだか息子が結婚するような気持ちになりました。


上司が部下を思いやるとき、「わが子のように思う」、「弟のように思う」この気持ちこそ部下を大切にしていることを非常に強く表すいい表現です。

 
次は、5段落目です。

こうして彼のタキシード姿を見ていると、祝福の思いで胸がいっぱいになり、「がんばって家族を守っていけよ」という応援の気持ちが湧き上がってきます。


この例文では、式当日は新郎はタキシードを着ていましたので、「彼のタキシード姿を見ていると」っていう表現が正しいのですが、もちろんタキシードではない場合もありますので、スピーチをするときは実際に来ている服に置き換える必要があります。

 
次は、6段落目です。

美郷くん。今の業務はなかなか忙しくて、帰りが遅くなることもありますが、どれだけ忙しくても、家庭があってこその仕事です。美郷くんを支えてくれる香苗さんへの感謝の気持ちを忘れずに、思いやりの心を持って、笑顔にあふれる家庭を築いていってください。


よく社長さんや上司の方が話す内容で、やっぱり立場的に仕事を頑張ってほしい、仕事をしっかりやってほしい、という気持ちが働くあまりに、家庭よりも仕事に力を入れてほしいというニュアンスで伝える方が、わりと多くいらっしゃるんですね。

ここは注意をしなければなりません。家庭での暮らしと、仕事での活動は、元来違うものですね。ですから、社長・上司の立場で言うと、仕事を頑張ってほしいという思いもあるし、いい家庭生活を過ごしてほしいというのもある。どちらもあるんだけど、どうしても仕事のほうに注目してしまうのが、社長・上司の立場でありますので、ここは少し配慮をした内容にするべきです。

仕事というのは、家庭があってこそのものなんだ、このアプローチですね。家庭の上に仕事が来てはいけないんです。仕事の上に家庭が来るという、この考え方が大切です。もちろんこれは社風なんかにもよると思います。本当に仕事一辺倒で、家族ができたんだから仕事をもっと頑張るべし。今まで以上に結果を出すべき。そういった捉え方をする会社さんもあるとは思います。そこで働くことが幸せなのかどうかというお話は別にして、スピーチの内容としては、家庭があっての仕事なんだ。もしくは、家庭という守るべきものがあって、同時に仕事という自分に自信をつけるものがある。両方あるからこそ、人は充実した毎日を過ごせるんだ。こういう言い方もできます。

これは、スピーチをする人の人生観だったり、大切にしているものの優先順位だったり、それらによってくると思います。最終的なゴールは同じはずなんですよね。幸せになる、楽しい毎日を過ごす、充実した毎日を過ごす。このあたりだと思います。最後のゴールは、よほど違う考え方の持ち主でない限りは、同じはずですから、そこへのアプローチをどうしていくかというのを考えたうえで表現するのが、この箇所になります。

 
最後の段落です。

明るい未来に向かって、お二人が足並みをそろえて一歩ずつ進んでいってくださることを、心から願っています。


最後の最後で、仕事のことを、仕事頑張ってくださいというのは間違いです。ここは、会社で社長や上司が訓示を述べているのではなくて、結婚披露宴という、新郎新婦の晴れの門出ですので、お二人に幸せになってもらいたいという気持ちで締めくくる必要があります。

 
■全文

【はじめの挨拶】

私どもは、主にインテリア雑貨や家具を販売している会社でございまして、新郎の美郷くんには現在、お客様対応をはじめ、商品の発注から陳列まで数多くの業務をご担当いただいています。

美郷くんとは以前からの知り合いで、弊社に入社していただいたのは五年ほど前のことです。
彼の熱心な仕事ぶりは長らく拝見していましたので、彼ならきっと大活躍してくれるだろうと強く思い、私どものもとに来ていただきました。

結果は期待していたとおりで、仕事の覚えも早い美郷くんには安心して業務をお任せしています。お客様へのご対応もスムーズにこなしてくれていますので、これからさらに経験を積むなかで、上を目指していくことも可能だと思っております。

美郷くんの結婚の話を聞いたときは、これまでのいろいろな出来事が思い出されて、なんだか息子が結婚するような気持ちになりました。

こうして彼のタキシード姿を見ていると、祝福の思いで胸がいっぱいになり、「がんばって家族を守っていけよ」という応援の気持ちが湧き上がってきます。

美郷くん。今の業務はなかなか忙しくて、帰りが遅くなることもありますが、どれだけ忙しくても、家庭があってこその仕事です。美郷くんを支えてくれる香苗さんへの感謝の気持ちを忘れずに、思いやりの心を持って、笑顔にあふれる家庭を築いていってください。

明るい未来に向かって、お二人が足並みをそろえて一歩ずつ進んでいってくださることを、心から願っています。

【締めの言葉】

 
 

主賓の立場の例文を見てみる

→会社社長 社員(新郎 営業部所属)

→上司(編集長) 部下(新婦 編集局)

→旅行会社社長 社員(新郎 営業部)

→上司(出版編集部部長) 部下(新郎 出版社編集部)

→観光バス会社の社長 社員(新郎・新婦両方)

→自動車部品メーカー上司(部長) 部下(新郎)

→歯科医院の院長 職員(新婦 受付)

→整形外科の看護師長 看護師(新婦)

→焼肉店の店長 店員(新郎

→会社社長(大学時代の先輩) 社員(店長 大学時代の後輩)

→会社社長 社員(新郎・新婦両方 再婚子連れ)

→保育園の園長 保育士(新婦)

→建設会社社長 独立した元社員(新郎)

→保育園の園長 保育士(新婦 すでに退職)

 
 
 
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